「好きです三木町」

場外舟券売場ニュース(香川県三木町) NO.19  まちと人を守る連絡会議(2000.1.24)

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====== 検証:石原 收 三木町長語録 =======================

ボートピアに関する町長答弁を振り返ってみました。

 

1996年11月20日 「文教の町三木町にふさわしくない施設。議員一人でも反対すれば造らない」               (住民団体,マスコミの質問に答えて)

1998年 3月20:「モーターボート競走会の方から,三木町は全国一最適の場所なのでできるのであれば何年でも待つという話があったが,丸亀市の方からは正式な話はない。現段階では何とも言えない」 (町議会 粂井明人議員の質問に答えて)

4月6日: 「議会で過半数の賛成があれば尊重せざるを得ない」(4住民団体代表と会談の折り)

9月18日:「反対の数(3万名)よりも質が問題だ。地元は賛成している」「今議会で結論を出して欲しい」 (町議会 粂井明人議員の質問に答えて)

町長選挙のあとで;

10月11日:「ボートピアに関して町民の信任は得られた」(町長選直後の新聞インタビューに答えて)

12月14日:「議会の赴く形と町民の動向を静かに見守りたい」(町議会 西丸一明議員の質問に答えて)

1999年6月21日:「町にどうしても必要な施設ではない」(町議会 山本繁,西丸一明両議員の質問に答えて)

9月22日:「(丸亀市からの)動きがない。町から誘致するつもりはない」(町議会 粂井明人議員の質問に答えて)

1999年12月14日:「設置者丸亀市の考えによる」(町議会 山本繁議員の質問に答えて)

 

そうして迎えた2000年

町長は丸亀市前田助役(競艇事業部担当)と近く話を進めるという?

前田助役は昨年12月の丸亀市議会で

三木町とは事務方同士で設置条件等について話を詰めている」と発言し,丸亀市議から「議会軽視だ」と追求されている人。

 

三年間の町長の姿勢を振り返ってみた。町長は,終始造るつもりで逃げ道を用意してきた。ボートピアを受け入れることで住民の生活がどう変わり,財政がどうなると説明したことは一度もない。ひたすら「議会が」「地元が」「丸亀市が」と責任を他に転嫁しつつ,誘致のタイミングを図っている。

ことしの動きは,片時も目が離せない。

 

===== そよ風 ====================================================

住民と共に歩む大学を・・・・・

       山崎千津子

昨年十二月おもしろい経験をしました。

香川大学教育学部教員組合主催の「二十一世紀の大学像を語る」つどいに招かれたのです。七十人くらいの大学の先生方に迎えられました。前半は、学長,教授さんお二人のむつかしいお話を聞きました。ひさしぶりに大学の講義を受けた気分でした。独立法人化の流れの中で、大学は地域に対してどのような役割を担うべきか模索しています。

後半、学生さんと生協の専務さん、そして私の順番で市民の側から提言させていただきました。学生さんは「先生方は学生ともっと話しをして下さい」と明快に話しました。

最後に私は三木町のボートピア問題に町内の大学がどのように取り組んで下さったかを話しました。一九九六年の計画浮上時,香川医大の職員の方たちは

「医療従事者として住民として医大も発言するべきだ」と病院長にボートピア問題について報告するお手紙を書いて下さいました。それに対して院長、副学長は

「住民運動のお先棒をかつぐわけにはいかない」

「町行政がどちらを向くかわからない。意見を言う立場にない」と答えたとか。

一方,香川大学農学部は,住民の開いたシンポジュウムにも参加して下さり,当時の学部長は,私どもとの会談の折り

「学生の教育上望ましい施設ではない。町長には出来る限りその旨話してみます」と言って下さいました。そうして香川大学農学部教員組合は一九九七年七月町長に対して

「場外舟券売場は拒否して欲しい」旨の要望書を出して下さいました。こうした行動は創立以来始めてということです。その後も私どものニュース「好きです三木町」を職員のレターボックスに入れて下さっています。私は両大学の行動について一部始終を報告しました。また次の様に申しました。

「昨今大学の先生方の中でマスコミに名前のよく出る方のご発言の多くが行政に都合の良い空々しいものでがっかりしている,そのような「御用学者」の何と多いことか,本来大学の先生方は時の権力に距離を置いた立場で,専門性を生かした発言が保証されているはず。地域住民と共に考え行動する大学人を期待したい」と。

後でたくさんの教授さん達が

 

「今日はすかっとした話を聞いた」

とおっしゃっていたとか-------

時々市民が物申すのもいいかなと思うのです。

 

===== 新聞報道 =============================================

ボートピア建設。全国109ヶ所で計画。半数が断念。香川・三木の反対派調査

―― 汚職や傷害事件も発生――(山陽新聞 1999.12.30)

競艇の場外舟券売り場(ボートピア)建設計画が少なくとも全国百九カ所で浮上、汚職事件や反対運動により半数の五十四カ所で断念されていることが香川県三木町など反対住民らが参加した「公営ギャンブル場外券売り場建設反対連絡協議会」の調べで分かった。

調べでは、計画が浮上したのは三十八都道府県の百九カ所。熊本県が九カ所(四カ所で中止)ともっとも多く、鹿児島県では八カ所で持ち上がった計画すべてが反対運動で取りやめられた。

中止された五十四カ所のうち、十七の自治体では議会や首長が反対を表明。贈収賄事件も一市四町で起きたほか埼玉県嵐山町では反対する町議が暴漢に襲われ重傷を負う傷害事件も発生している。

中四国の各県では岡山三カ所、愛媛二カ所、広島、山口、香川の各一カ所で計画が浮上。この中で香川県三木町など係争中の三カ所以外はすべて事実上中止された。愛媛県双海町では汚職事件も起きている。

ボートビアは昭和六十年のモーターボート競争法施行規則改定で設置が可能となった。施設の建設を行う民間業者に売り上げの約五%が支払われ、地方自治体には同一・五%(上限)が入る仕組みで現在全国十二カ所で営業、一カ所が開設を予定している。

相次ぐ計画の背景には低迷脱出を狙う競艇事業者の思惑がある。だが、北海道白糠町では「ボートピア釧路」が不振のため閉鎖されるなど、必ずしも経営は順調ではないのが現状。

公営ギャンブル場外券売り場建設反対連絡協議会関西事務局の山崎千津子さん(香川県ご木町)は「計画浮上地の多くは過疎などに苦しんでいるが、ギャンブルでは本当の活性化にならない」と話している。

 

===== 意見;異見;Opinion =====

 

今年もあちらこちらで,このニュースをお配りすることになると思います。私たちのような30代40代の主婦が配っています。町にボートピアがきて欲しくない一心で続けています。文化交流プラザ前でも何度か配らせていただきました。初めての時はどきどきしました。ほとんどの方が「がんばって下さい」「私も反対署名しましたよ」と言って受け取って下さいました。町長さんは一度も受け取って下さいません。町民の声はどうでもいいのかしら(池戸 30代女性)

 

昨年9月の町長さんの「町から動くつもりはない」という答弁を聞いて舟券売場計画はつぶれたと思っとります。ところが私らの知らんところで怪しい動きがあるとか。こっそり話しを進めるとしたら今度こそ許せません。

うそはごめんです。 (氷上 60代男性)

 

ほとんどの町ではPTAや住民の反対で舟券売場計画をつぶしたと聞いております。それが普通ですよね。三木町では

「賛成した家の子も通って来ている。PTAぐるみ反対したらいじめが起こる」と言った小学校の校長さんがおったげな。もし舟券売場ができて子供が被害に合ったらどんな責任を取ってくれるんな。(前田地区 自治会員)

 

===== 森の学校:生徒さん募集 年齢制限なし ======================

 こんな学校で学びたい,遊びたい。大人も子供も老人もそこに行けば気の合う仲間がいて,素敵な時間が過ごせる・・・・。いくつになっても人は遊び場を求めています。三木町の一角で,そんな学校を開くことにしました。    名づけて「森の学校」

果樹園と雑木林の中の暖かい部屋が待っています。近い将来ログハウスに変身します。入校ご希望の方,下記までご連絡下さい。クラスによっては5人までで締め切ります。

場所:三木町池戸1726の3 山崎宅;問い合わせ:まちと人を守る連絡会議事務局

 

お茶 裏千家初歩のお点前 講師:40代主婦

英語 朝日ウイークリーを読む 講師:元高校英語教師

スペイン語 旅行会話,スペイン民謡,講師:スペイン長期滞在経験のあるライター

パソコン コンパの案内文 ミニコミ誌、年賀状作成などニーズに応じて。全くの初心者コースもあり。講師:パソコン教室主宰の主婦

開始日など詳細は講師の方と相談

 

===== 編集後記 ==============================================

今年は,大きな動きがあるかも知れません。楽しくさわやかに反対運動は続けます。応援してください。住民投票の準備を進めています。「友人,知人になら署名を取るで」という方,ご連絡ください。スタートは,じっくり考えましょう。

 

まちと人を守る連絡会議事務局 山崎 千津子 

761-0701 香川県木田郡三木町池戸1726-3 

TEL:087-898-6095;  FAX:087-840-2128

Email: sequoia@mail2.netwave.or.jp

http://www2.netwave.or.jp/~sequoia/

カンパの振込先:114銀行医大前支店口座番号0102673 

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